親知らずについて
親知らずとは 18~30 歳前後で生えてくる第三大臼⻭と呼ばれる前から8番目の⻭のことを指します。
日本人の骨格上、正常に生えてくることが少なく、斜めに生えてきたり、真横に生えてくる ことがほとんどです。
完全に骨の中に埋まっている場合は炎症を起こすことは少なく、⻭の一部が見えてきた時に炎症や⻭茎の炎症を引き起こし痛みが生じます。
当院の親知らず抜歯の特徴
大学病院から口腔外科専門の先生をお呼びして手術を行っております。
顎の中に埋まった親知らずや口腔内に出来た「のう胞」や「腫瘍」の摘出や「移植」などの手術も行います。
一般歯科医院では難症例の親知らずを専門に行える施設はあまりなく、総合病院への転院や紹介を勧められることが多い現状です。
大学病院へ行かず紹介状不要で一般的には難しいと言われる親知らずも当院で抜歯が可能です。
- 痛みに最大限配慮した治療しっかりと麻酔を使い、術中に痛みが出ないようにコントロールを行なって治療を行います。また、注射の痛みも極力軽減していきます。表面麻酔も使用し、口腔外科医が注射による局所麻酔をおこないます。
- 早い処置時間当院では CT レントゲンを使用し、豊富な経験のドクター、豊富な外科器具によって、処置時間の短縮に心がけております。処置時間の短縮は術後の痛みの軽減につながります。
- 十分な説明親知らずがどういう状態で、抜く必要があるのか、抜かない場合のデメリットなど、処置前にしっかりと口腔外科医による説明がありますので、安心してリラックスして処置に移行できます。
親知らずの生え方
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まっすぐ生えるケース
親知らずがまっすぐ生えていて、上の歯と噛み合っているのでちゃんと磨ければ残せるケースです。
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水平埋伏のケース
親知らずが横を向いて埋まっていて隣の歯が虫歯になったり、清掃性が悪いために炎症を起こして腫れてしまうリスクが高いため、抜歯をした方が良いケースです。親知らずと神経が近い場合は、安全のためにCT撮影をして位置関係を確認します。
親知らずは抜いた方が良い?
親知らずが生えてくる場所は歯ブラシが届きにくいので、細菌が繁殖しやすく、虫歯になりやすい状態です。また、親知らずが無理に生えてきて隣の歯を圧迫していたり痛みがある場合や、衛生面でトラブルを引き起こす可能性がある場合は、抜歯をした方が良いケースが多くなります。
親知ら図がまっすぐ生えており、問題なく噛み合わせを構築している場合や、完全に骨の中 に埋伏しており、無症状で炎症もない場合は抜く必要はありません。 ⻭ブラシが届きにくい場所なので、定期的なクリーニンぐが必要です。
抜歯をお勧めする場合は以下のケースです。
- 親知らずが原因の痛みや炎症がある
- 親知らずにより⻭並びに影響を及ぼす可能性がある
- 親知らずが原因で手前の⻭に虫⻭や炎症がでてきている
- 矯正治療を行う方で親知らずを抜く必要がある場合
親知らず抜歯後の
痛みや腫れについて
親知らずだから必ず抜歯後は腫れるなどということはありません。事前の的確な診断とプランニングで効率的に抜歯を行うことで、周りの組織の侵襲を少なくし、腫れや痛みを可能なかぎり少なくすることが重要です。
また、痛みの感じ方にも個人差はありますが、術後にお渡しする痛み止めでほぼ改善されますのでご安心ください。
親知らず抜歯の流れ
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初診、問診、応急処置
保険診療:¥3,500〜4,000前後
痛みが強い時はまず応急処置、投薬などを行い痛みを減少させます。後日オペを行います。
ワクチンの接種状況や内服薬の状態によっては一部治療ができない場合がございます。 -
手術
保険診療:¥3,500〜12,000前後
自費診療:¥6,600〜38,500前後当日は食事は軽くとっておいてください。白色は避けて楽な服装で汚れても構わない服を着てご来院ください。
また、手術後の過度な運動、飲酒、長風呂など血圧が上がる行為はお控えください。
※治療金額は抜歯本数や埋伏状態、CT撮影の必要性や薬の量などによって変化します。 -
消毒、抜糸、追加投薬
保険診療:¥180〜600前後
手術の翌日に消毒を行います。また処置後に不具合がないか確認させていただき、痛みが強いようでしたら追加のお薬をお渡しいたします。糸で傷口を縫っている場合は約一週間後に抜糸をします。
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経過観察
保険診療:¥180〜2,000前後
傷口の治り具合を確認します。口腔内の清掃も行い、痛みがある場合は再度傷口の確認をいたします。